A bent cardboard

大胆に隠れる

1本の木からつくられる木版画のためのスタジオ。
個展会期中に美術館のエントランスホールの吹き抜けに設置され、作家の滞在制作、参加者との共同制作の場となった。
一緒に作品を制作する仲間をオープンに募りながらも、作家の秘密めいた世界観と作業に集中できる環境の担保を目指した。

長さ12m、高さ4.4m、厚さ14mmの曲がった強化ダンボールの板。
ダンボールの片側を剥ぐという単一操作によって、有機的な意匠・軽量化・変形・構造・吸音(少しだけ)・運搬可能性などあらゆる要素を集約的に成立させている。

剥がしたり、曲げてみたり、コンコンと叩いてみたり。肌理、質感、やわらかさ。素材の表面にはじまり、そのさらに奥にあるものを求めて。気づけば、版画と建築それぞれの類似性を共振させるようなプロジェクトとなった。

data
location: tokyo, japan
principal use:workshop studio
design:yuichi uehara architects (yuichi uehara)
artist:sho tanaka (http://www.tanakasho.com/)
structural consulting:mika araki
construction::yuichi uehara architects
material cooperation:fujidan
photography:takeshi hirabayashi